2022.12.24 Saturday
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2011.07.26 Tuesday
俳句 20110710-0717
2011.07.14 Thursday
俳句 20110702-0709
【小暑】 07/07
雨雲に隠れてキスをする小暑
【朝顔市】 07/06
朝顔市うぶ毛をつたう粒ふたつ
【アロハ】 07/05
青さだけ足りぬと空を背にアロハ
【風鈴】07/03
風鈴や獣目覚めて帯を解き
2011.07.06 Wednesday
俳句 20110625-0702
夏背広駅に押しこみしたり顔
【夏の川】 06/30
夏河に冷えた素足の白き罠
【螻蛄】 06/29
永遠の夜を閉じ込め鳴く螻蛄や
2011.07.06 Wednesday
俳句 20110617-0624
【夏の鴨】 06/18
静寂に触れる手のひら夏の鴨
【黄金虫】 06/17
気まぐれを許容し足掻け黄金虫
2011.07.06 Wednesday
俳句 20110609-0616
【滴る】 06/16
爪先に真紅滴る静寂夜
【額の花】 06/15
人知れず蜜夜に染まる額の花
告げもせず匂い立つのみ額の花
【蝙蝠】 06/13
蝙蝠や飛び立つ前に奪う紅
蝙蝠や触れるに任せ肩と肩
【単帯】 06/12
融解す甘えにきりり単帯
【五月雨】 06/11
てんててん軒に躍るや五月あめ
【鴨足草(ゆきのした)】 06/10
バーゲンは戦場のごと鴨足草
【梅雨の星】 06/09
レイトショー吐き出されては梅雨の星
2011.06.08 Wednesday
俳句 20110603-0608
【鴫焼】 06/08
鴫焼や皺なぞるたび漏れる息
【枇杷】 06/07
夕暮れに枇杷分かち合う共犯者
【芒種】 06/06
金色が喉ゆく明日を待つ芒種
【竹の皮】 06/05
白濁に我慢を知りて竹の皮
竹の皮幾重に隠せ白き罪
【蜘蛛の糸】 06/04
静寂の汗ばむ腿に蜘蛛の糸
【蛇苺】 06/03
裏切りを噛み潰す子や蛇苺
口づけを乞うて絡むや蛇苺
2011.06.08 Wednesday
俳句 20110527-0602
【大南風】 06/02
大南風干上がる血潮抱く真昼
【甘酒】 06/01
甘酒を身代わりにして含む頬
【蜜豆】 05/31
蜜豆や柔肌ぽつり泣きぼくろ
【老鴬】 05/30
老鶯や終止符打てず明ける空
老鶯や嗄れ声で恋を歌う昼(爆弾歌)
【万緑】 05/29
万緑や道路に点在する骸
万緑や身震いしては散らす雨
【山椒魚(はんざき)】 05/28
はんざきや捨て去る君に紅の沁み
山に死すと酒浴びる父山椒魚
【草刈】 05/27
軽トラが運ぶ草刈の死骸ども
失敗を重ねぬ固さで草を刈り
草を刈る用務員の背に雫落つ
2011.06.08 Wednesday
俳句 20110520-0526
【鰹】 05/26
二次会で待つは一本釣り鰹
【ビール】 05/25
凪ぐ青と素足映りてビール杯
蛞蝓の墓場となりし残ビール
夜試合肴に父は瓶ビール
【てんとう虫】 05/24
一粒の野苺ぽとり天道虫
てんとう虫爪先そよぐ午後三時
滑落を見守るグラス天道虫
青草にボタンのごとく天道虫
【メダカ】 05/23
高垣の薔薇を嗤ってメダカ鉢
【冷蔵庫】 05/22
熟れ時を逃して眠る冷蔵庫
【小満】 05/21
小満や違えどもまた同じ朝
【郭公】 05/20
郭公が呼ぶこともなしビルの森
艶髪に唇に啼く閑古鳥
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