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20111030

2171 気を抜くと入り込むからぎっしりと多忙で埋めるこころの隙間

2170 どうしているのかなんてもうかんがえてしまいたくない日曜の雨

2169 十月の小雨に濡れたアスファルトまだ生きてたの左手の熱
| まいにちのうたまとめ | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

20111028

2168 現実と眠りの境にある影が君でないことだけを願った

2167 指先に口付けてみる薄い唇との差異を思い知りつつ

2166 ぎゅううって絞られるほど苦しくて恋しい嬉しい想いが欲しい

2165 地平線みたいな道だどこまでもこんな風なら生きていけそう

2164 自分でもわからないけどどこかしら悪いみたいで秋晴れの昼

2163 雑貨屋の駐車場にて延々と何かが通り過ぎるのを待つ

2162 きみの指弄びつつ享受する世界が崩れ去るという朝
| まいにちのうたまとめ | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

20111026

2161 と:遠き国帰る友へと妖精の丘に手紙を置いたさよなら

2160 い:いつまでも菓子をねだっているだけの子どもじゃないし今日は攫って

2159 り:凛とした街も湧き立つオレンジと黒で始まる冬の入り口

2158 と:とりどりの菓子で袋をふくらませ子ら揚々と帰還の途ゆく

2157 あ:朝がくるまで騒ぐのか妖精や魔物のふりの青年たちよ

2156 お:お隣はお留守でしょうかお隣の分まで愛を頂きましょう

2155 く:草を踏みしだき寂れたあの丘の家の扉を叩け少年

2154 つ:集いては飲めや歌えや騒ぎおる蠢く影を懐かしく見る

2153 り:理由ならただひとつきり解放を良しとしている今宵の月だ

2152 と:止まり木に留まる黒き影一つ今宵の月に照らされており

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下から上に読むと「トリックオアトリイト」になります。
ハロウィン短歌です。
| まいにちのうたまとめ | 16:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

20111024

2151 音程も不安定なその声帯でヘタクソな愛を囁く君は

2150 このごろは近付くたびに思い知るひらいた距離とはなれた恋と

2149 自分より大事なものは無いんだと知ってるわたし いたくない(ふり) ☆

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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。
| まいにちのうたまとめ | 13:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

20111023

2148 なにひとつ変わらない たとえ明日君が消えてもいつものわたし(でいたい)

2147 自分でもわからないから判定士でも呼んでくれ 恋か未練か

2146 なんらかの区切りであった 返せずにいた本 ポストに落とす夕暮れ

2145 決定打なんて打てない何ひとつはっきりしない心の在り処

2144 不用意なひとことだって9回の裏最後の一球になりえる

2143 ひとことで世界が変わることもあり わたしの周り1mの

2142 君の顔浮かべるたびに口の端に引っかかる歌飲み込むばかり
| まいにちのうたまとめ | 12:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

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