2015.09.30 Wednesday
毎日歌壇 2015.09.21
毎日歌壇 2015.09.21 加藤治郎選 に掲載していただきました。
向かい合いちいさく空気を震わせて音で手渡す久々の「すき」
毎日歌壇、15度目の掲載。二度目の特選でした!
前日に文学フリマin大阪で初めての歌集を発売し、翌日に特選!
なんだかいいことがいっぺんに降ってきた気分でした。
★加藤先生からいただいた評
逢えなくてメールで何回も「すき」と送ったけれど伝わっただろうか。
今、リアルになる。感覚を全開にする。
★Twitterでも評をいただきました。
今朝の毎日歌壇特選です。
向かい合いちいさく空気を震わせて音で手渡す久々の「すき」
作者の女性の佇まいが、ふと透けて見える様な歌です。
逢えない間の思いが、震える初秋の空気から伝わる思いです。
メールよりも電話よりも、伝えたかった「好き」なのでしょうか?
https://twitter.com/soraironokimoch/status/645752459583852544
向かい合いちいさく空気を震わせて音で手渡す久々の「すき」
毎日歌壇、15度目の掲載。二度目の特選でした!
前日に文学フリマin大阪で初めての歌集を発売し、翌日に特選!
なんだかいいことがいっぺんに降ってきた気分でした。
★加藤先生からいただいた評
逢えなくてメールで何回も「すき」と送ったけれど伝わっただろうか。
今、リアルになる。感覚を全開にする。
★Twitterでも評をいただきました。
今朝の毎日歌壇特選です。
向かい合いちいさく空気を震わせて音で手渡す久々の「すき」
作者の女性の佇まいが、ふと透けて見える様な歌です。
逢えない間の思いが、震える初秋の空気から伝わる思いです。
メールよりも電話よりも、伝えたかった「好き」なのでしょうか?
https://twitter.com/soraironokimoch/status/645752459583852544
2015.09.30 Wednesday
2015/9/29
8199 そんなはずじゃなかったのにうっかりと呼び慣れた名を連れ帰る朝
8198 一面の深い紺色ひろい肩あずけた頰に馴染むセーター
8197 つつまれた記憶の冬が一歩ずつ近付いてくる空っぽの肩
8196 はちみつに浸してかじるオレンジの月あまくない君を目で追う
8195 銀色の車体は夜を切り裂いてきみを正しい街へと帰す
8194 きみの街から吹く風をつかまえてかすかな声のかけらをさがす
8193 この夏を終わらせるためビールでも飲もうか偽の星を見上げて
8192 厚い手にかすかに触れる 一ヶ月我慢我慢の果てにある夜
8191 無防備な首すじに降るこの夏が終わりの音を響かせている
8190 会いたさは募るばかりでオレンジはずるい色 一面の夕空
8198 一面の深い紺色ひろい肩あずけた頰に馴染むセーター
8197 つつまれた記憶の冬が一歩ずつ近付いてくる空っぽの肩
8196 はちみつに浸してかじるオレンジの月あまくない君を目で追う
8195 銀色の車体は夜を切り裂いてきみを正しい街へと帰す
8194 きみの街から吹く風をつかまえてかすかな声のかけらをさがす
8193 この夏を終わらせるためビールでも飲もうか偽の星を見上げて
8192 厚い手にかすかに触れる 一ヶ月我慢我慢の果てにある夜
8191 無防備な首すじに降るこの夏が終わりの音を響かせている
8190 会いたさは募るばかりでオレンジはずるい色 一面の夕空
2015.09.30 Wednesday